50代女性のKさん。
ずっと調子が良かったのに、今朝顔を洗おうとした瞬間に背中が
グキッとなり、以降背中が激痛でどうにもならないとのこと。
これはギックリ腰が背中に起きた、いわゆる
『ギックリ背中』のようで、背中がガチガチに固まってしまっていました。
Kさんは農家なのですが、背中だけでなく、全身の筋肉が以前よりもカッチカチに固まってしまっているため、これまでとは何か違うことをやっていないかお聞きしたのですが、特に思い当たることはない様子。
「おかしいなぁ~・・・」と思いつつ施術をしていると、ふとKさんが、
「今年は去年より暑いんで、毎日ポカリスエットをたくさん飲むようにしています」とのこと!!
うわぁぁぁ~!!
Kさん、原因はそれですよそれっ!!
詳しくお聞きすると、昨年までは農作業の時にはお茶を飲んでいたものの、近所の方から
「お茶よりもポカリスエットの方が身体にいい」と勧められたので、粉末状のものを買ってきて、
毎日2リットルくらい作って飲んでいるそうです。

しかも、薄いとまずいので、作り方に書いてある量よりも濃くしているとのこと・・・。
このブログにも何度も書いていますが、私のところに通っている方でしたら、甘いもの、特に砂糖を摂ると、筋肉が硬くなってしまうことは知っていると思います。
Kさんは知らずに飲んでいたのですが、実は
ポカリスエットにも大量の砂糖が入っているのです。
ペットボトル飲料などの清涼飲料水の飲み過ぎで、
『急性の糖尿病』になってしまうことは、「ペットボトル症候群」と呼ばれて10年以上前からTVの健康番組などで何度も繰り返し紹介されているので、“当たり前のこと”として私は特に患者さんに伝えていませんでした。
しかし、ど~も知らない方もいるようなので、ここに砂糖が含まれる量の一覧を書いておきます。
コカコーラ(500ml) 角砂糖 15個
サイダー(500ml) 角砂糖 13個
ポカリスエット(500ml) 角砂糖 10個
缶コーヒー(250ml) 角砂糖 5~6.5個
ヤクルト(1本) 角砂糖 3個
オロナミンC 角砂糖 3個
チョコレート(ロッテ紗々) 角砂糖 13個
カステラ(1切 100g) 角砂糖 10.3個
ショートケーキ(1切 100g)角砂糖 8個
アンパン(1個 80g) 角砂糖 6.5個
プリン(1個) 角砂糖 4~7個
大福(1個 70g) 角砂糖 3個
ホットケーキ(2枚 120g) 角砂糖 3個
シュークリーム(1個 70g) 角砂糖 2.3個
どうですか?
一般的な500mlのペットボトルのポカリスエットを飲んだら、ショートケーキよりも多くの砂糖を摂ってしまうことになるわけです。

角砂糖10個ですよ、10個。恐ろしいですね!!
ちなみに、以前いらした50代の女性は、毎日ショートケーキを1個以上食べていたために、全身の筋肉がガッチガチでしたが、ショートケーキを止めて頂いたら2週間ほどで正常な筋肉の硬さになりました。
ところが、その次にいらした時には再びガッチガチになっていたため、何を食べているのかお聞きしたら、
「ショートケーキがダメだと言われたので、プリンにしました」と言うのです。(笑)

プリンでもダメなことは、上記の一覧でお分かりですね。
話を戻しまして、病院で医師に「飲み物は何がいいですか?」と訊ねると、「お水」ではなくて、「ポカリスエットがいいです」と勧められることが多々あるようです。

その話を信じてしまって、毎日ポカリスエットを飲んでしまうと、砂糖の摂り過ぎになってとんでもないことになるので要注意です。
今年は特に節電のためにエアコンを控え目にしているところが多いので、余計に水分摂取が必要ですが、
砂糖の入ったものを飲むと、その糖分を薄めるために更にのどが渇くという悪循環になるため、特に注意が必要です。
ポカリスエットに限らず、アミノ酸飲料や、他のスポーツ飲料も同様に砂糖がたっぷり入っていますから、持ち歩くならお水かお茶など、砂糖が入っていないものにしましょう。